お菓子処 山口堂
殿町の細い道沿い。穴場的。
住所 | 石川県小松市殿町1-57 | ||
---|---|---|---|
電話 | 0761-22-2016 | ||
FAX番号 | 0761-23-0362 | ||
メール アドレス |
ymgcdou@sr.incl.ne.jp | ||
営業時間 |
|
||
休日 | 水 |
||
URL | https://ja-jp.facebook.com/pages/お菓子処-山口堂/407911525899577 |
伝統菓子を作り続ける貴重な店。
一方で、ユニークな創作菓子も発表。
和洋折衷の個性的なお菓子を創ることで注目度アップ中の山口堂。3代目の山口泰弘さんは「うちは古い店。だからこそ、今までと同じことをしていては駄目」との思いで、十数年前から積極的に新作のお菓子を打ち出している。
山口堂の創業は昭和8年(1933年)。もとは飴屋さんだったということで、今も「関所飴本舗」として知られている。この関所飴はうるち米と麦芽だけで作るもので、砂糖などの混ぜ物がないため、赤ちゃんからお年寄りまで安心して食べられると根強い人気。また、今では数少なくなった本格的な上生菓子を作るお店でもある。こちらは2代目の寛さんのお仕事。お茶が盛んな小松では貴重な存在で、茶人にとってはなくてはならないお店なのだ。
数少なくなったお菓子といえば「金華糖」もそう。昔から小松に伝わる金華糖はひな祭りに飾る砂糖菓子だが、こちらも今では数軒でしか作られていない。山口堂では古い型木を大切に使って金華糖を作り続けている。お正月の定番「福梅」もしかり。ザラメではなく粉砂糖をつかった山口堂の福梅は、小松で広く愛され続けている味。隠れた小松名物といえるかもしれない。
このように伝統の味を受け継ぎつつ、創作菓子にチャレンジする泰弘さん。試行錯誤を繰り返して完成した和洋折衷菓子のうち、一番人気は「菓舞来(かぶき)もなか」。これは歌舞伎のまち小松をアピールするために作ったもので、表面にはアーモンドとチョコレートで歌舞伎の隈取りが表現されている。もなかの生地を使っているものの、食感はサブレ。その意外感がウケている。平成20年の全国菓子大博覧会で金賞を受賞した。それから、これまた風変わりな食感なのが「ぼたもちパイ」。その名の通り、ぼたもちをパイ生地で包んで焼き上げたもの。なんでも泰弘さんが、日ごろ余った餡をパイに包んでオーブンで焼いてオヤツとして食べていたことからの発想だとか。
山口堂の商品は、ぶっさんやや道の駅こまつ木場潟でも買うことができる。お店に訪問の際は、お目当ての品がその日店頭にあるかどうか事前に確認してから、どうぞ。
安心の桶飴「関所飴」
お目当てがあるか事前確認の上
賞状や新聞記事がズラリ
いよっ!「菓舞来もなか」
小松の茶事に欠かせぬ上生菓子
貴重な「金華糖」
アクセスマップ
- 駐車場
-
3台