石川の伝統菓子「福梅」と「辻占」をご存じですか?
福梅とは?
石川のお正月には欠かせない「福梅」。水あめをたっぷり練り込んだ餡をつめ、表面に粉砂糖をまぶした梅の形をした最中です。
多くは紅白(ピンクと白)の色で、大きさは小ぶりなものが多く、見た目も可愛らしく、晴れやかなお正月にぴったり!
石川県全域で食されている縁起菓子です。
福梅の由来
由来は諸説あり、加賀藩主前田家の家紋の梅をかたどった説、北野天満宮の大祭の献茶式でふるまわれた餅菓子「寒紅梅」をヒントに考案された説などがあります。
店ごとに微妙に味が違うので、食べ比べるのも楽しいですよ。
辻占とは?
福梅と同じく、お正月の時期にだけ出回る縁起菓子です。砂糖と餅粉をまぜて巾着包みをした中には、小さなおみくじが入っていて食べる時に出してその年を占う楽しみがあります。
1つだけ引いて占うも良し、3つ引いて言葉遊びをしながら占うのも良し。新しい一年を占って楽しんでみてはいかがでしょう。
辻占の由来
辻占は、主に夕方18時頃に交差点や十字路を通る人の会話で吉凶を読み解く占いだったそうで、万葉集にも登場する日本の占いの一種です。
近世には、辻占売りが花柳界などで吉凶を表す短い文句を記したものを売り歩くようになり、のちに干菓子に入れた占い文などの小紙片を”辻占”というようになったそうです。
和菓子店3選
お店により甘さや大きさが違うので、あなた好みを探して、食べ比べしてみませんか?
※年末年始の営業時間等は直接、店舗へご確認ください。
※予約が必要な場合がありますので、ご注意ください。
お土産処でもご購入いただけます!
各店舗のほか、小松空港やJR小松駅などでも販売しています。お年賀や帰省の手土産にいかがですか?