小松で御朱印を集めよう
小松市の神社やお寺をめぐりたい!御朱印を集めたい!という方に向けて神社仏閣を徹底ガイドします。
由緒やご利益、御朱印やお守り、見どころなどなど…いろいろ巡ってみませんか。
地元ライター:高井寧香
那谷寺
養老元(717)年、泰澄大師が岩窟に千手観音を安置したのが始まりと伝えられる真言宗名刹。平安時代花山法皇により岩屋寺より那谷寺と改名。
白山の神を信仰し、千手観音を祀っています。 洞窟は母親の胎内とみて古い時代より、「胎内くぐり」の聖地です。 新たに生まれ変わり、罪が浄められると信じられました。中世には一向一揆等の戦乱でほとんどが焼失しましたが、小松城に入城した前田利常によって再興されました。現在は7棟の国重要文化財と名勝指定園があります。
・金堂華王殿
十一面千手観世音菩薩をお祀りしています。御朱印やお守りは金堂華王殿でいただけます。
・奇岩遊仙境
そそり立つ巨大な岩に、いくつもの穴が開口する「奇岩遊仙境」の独特の景観は、太古の海底噴火の跡といわれています。季節ごとに変化する風景と美しい岩壁の景色が楽しめます。
・大悲閣(本殿)
本殿は「大悲閣」と呼ばれ、中には本尊の十一面千手観世音菩薩が安置されています。
【御朱印について】
「大悲殿」と書かれた御朱印。大悲殿とは、十一面千手観世音菩薩が安置されている建物のこと。大悲とは観音菩薩の別名で、衆生の苦しみを救おうとする仏や菩薩の広大な慈悲の心を表しています。
千手観音と書かれた御朱印の通王の朱印は、火炎をまとった意宝玉の中に千手観音菩薩を表す「梵字」キリークが入っています。那谷寺の寺号の上には蓮が描かれています。(仏教では意宝玉によって願いが叶うと説く)
月替わりの特別御朱印もあり、28日の護摩法にて皆様に諸仏の加護があるようにと祈祷しています。胎内くぐりの御朱印は金堂華王殿ではなく本殿でいただくことができます。
住 所/小松市那谷町ユ122
電話番号/0761-65-2111
駐 車 場/ 有
拝 観 料/中学生以上1000円、小学生300円、未就学無料、障がいのある方は手帳呈示で500円(付添1名まで同額)
(団体(30名以上):中学生以上900円、小学生200円、障害のある方手帳提示で400円)
《特別拝観》新庭園(琉美園・三尊石・茶室了了庵) 一般拝観料+200円
※特別拝観は現在(2024年)、無料公開しております(ただし、冬季積雪時は閉鎖となります)。また、書院ならびに名勝指定園は文化財保護のため非公開とさせていただきます。
営業時間/夏季(3/1~11/30)9:15~16:00
冬季(12/1~2/28)9:15~16:00
莵橋(うはし)神社(おすわさん)
莵橋神社の創建は古く、慶雲元年ともそれ以前とも伝えられています。
小松、金沢両城の守護神すなわち加賀国の守護神として祟敬が厚く、地元の人々には「お諏訪さん(おすわさん)」と呼ばれて親しまれています。
境内には松尾芭蕉の句碑が残されていたり、牛若松や昇龍の松があり歴史と自然の調和を感じられます。
【御朱印について】
御朱印は敷地内にある諏訪会館でいただけます。シンプルな御朱印や、書き置きタイプのイラスト入りの見開き御朱印、お旅まつりを記念したものや季節によって変わる御朱印もあり、令和6年能登半島地震で被災した神社のために全額を被災神社復興に寄付する御朱印も拝受しています。
その他、小松琴平神社、粟津白山神社、日用神社の御朱印もいただくことができます。
安宅住吉神社
安宅の住吉さんと親しまれ、創建は古く、歴史を遠く遡ること千二百有余年の天応2年(782)で、正保4年(1647)現在地に遷座されました。境内には「勧進帳」の舞台として有名な『安宅の関跡』があり、東に白山、西に日本海、眼下に梯川を見下ろす美しい風景が眺められます。
義経と弁慶一行が、安宅の関守 富樫に疑われながらも難を逃れたとの伝承から、全国唯一の難関突破の守護神としても有名です。
【御朱印について】
御朱印は手書きと書置きの両方に対応していいます。但し、正月期間中(15日頃まで)は対応出来ないのでご了承ください。
御朱印の中央には神社印。安宅の関の松と花が捺印されています。花は季節によって変わるので、季節ごとに参拝して御朱印を拝受される方も。勧進帳の弁慶をモチーフにした御朱印帳もあります。
小松天満宮
小松城に隠居した前田利常公によって創建されました。前田家の祖菅原道真公を祀る北野天満宮を4分の1に縮尺して建てられており、社殿は、利常公の在城された3つの城である小松城本丸と金沢城と守山城を結ぶ線上に立地しており、鬼門線上でもあることから小松天満宮は加賀藩にとって重要な守護神であったことがうかがえます。
学業成就・合格祈願などでたくさんの学生が祈願に訪れるほか、梅の名所としても有名です。
【御朱印について】
・御神刀朱印
前田利常公が奉納したとされる薙刀のイラストが描かれた御朱印。中央には前田家の家紋であり、神社の社紋である梅鉢に、神社印は神社の鳥居と境内に咲く梅があしらわれています。左下に神社の押印があり、見開きのシールタイプになっています。
・特製朱印
鳩文字、蛇文字に宝珠が使われた「菅家筆法」という筆法で書かれています。左下に神社の押印。背景に梅鉢紋が施され、黒色と金色があります。
住 所/小松市天神町1
電話番号/0761-22-2539
駐 車 場/ 有
葭島神社(よしじまじんじゃ)
初めは梯川のそばに社堂を造営したが、洪水が起こった時に流されてしまい、現在の場所に新たに社が建立されました。明治時代に稲荷大明神の旧鎮座地名に因んで「葭島神社」と改称。
本殿は県指定文化財で江戸時代後半の建造。風化を防ぐため屋根からまるごと新しい本殿の中に納まっています。「鬼退治の図」や「忠臣蔵四十七士」の奉額絵馬などが飾られており、お寺の仏像12体が、今も大切に保管されています。これほど多くの仏像が神社に遺されているというのは、とても珍しいことだそうです。
【御朱印について】
本殿前に、日付入り書置きの御朱印が、ご用意されています。
小松城の書院から移築されたと伝わる格天井に描かれている絵を判子にしたそうで、その周りに前田家の家紋である梅鉢。右上の稲荷という文字と狐は、小松城の守護神稲荷大明神を遷座したことに由来します。
住 所/小松市大川町2丁目122
電話番号/0761-24-0292
駐 車 場/ 有
補足:宮司さんが不在の場合があるので、御朱印は土日が比較的○
須天熊野神社
須天(すあま)の土地は、昔、島状の洲浜(すはま)でした。表の熊野神社が元久元年島の裏に鎮座の少彦社に御本社として遷座「洲浜熊野権現」と称し、明治初期に「須天熊野神社」と改称しました。
境内のいぼ池は薬水の湧き出る「いぼ池さん」と呼ばれ、親しまれる多くの方が訪れています。難病が治った、肌がきれいになったなどのお礼参りのメッセージも読むことが出来ました。
毎年、新年に飾られる巨大絵馬は、宮司さん手書きだそう!とっても印象的で、参拝の際にはぜひ、ご覧いただきたい絵馬です。
・八咫烏(ヤタガラス)
境内にある「八咫烏(ヤタガラス)」に水をかけて、幸せ祈願をします。
この八咫烏はサッカーの日本代表のエンブレムになっています。
・絵馬
毎年新年に飾られる宮司さん手書きの巨大絵馬が境内にあり、印象的です。
【御朱印について】
境内には複数の書き置きの御朱印が、ケースに入って保管してあります。
基本の御朱印は中央に神紋、下部に神社印が押され、絵入りの御朱印には八咫烏やいぼ池が描かれたもの上部など種類も豊富で、お好みに合わせて選択可能です。
また、宮司さんがいらっしゃるときは、御朱印帳に直書きしてもらうこともできるので、楽しみが広がります。
住 所/小松市須天町1-43
電話番号/0761-22-4543
駐 車 場/ 有
補足:宮司さんが不在の場合があります。
多太神社
当社は創祀が古く、社縁起によると6世紀初めと伝えられています。
木曾義仲との合戦に敗れ、最期を遂げた平家の武将・齋藤別当實盛の兜(国指定重要文化財)が保存されています。 境内には、松尾芭蕉が「奥の細道」の途中に訪れた際、詠んだ句「むざんやな甲の下のきりぎりす」 の句碑が建てられています。
・多太神社宝物館
宝物館拝観料:300円
※宝物館を見学したい場合は電話での予約が必要です。管理している實盛之兜保存会(電話:0761-22-5678)までご連絡ください。日程によっては、ご希望に添えないこともありますので、ご了承ください。
【御朱印について】
右上には旧能美郡全体の総社に制定された印が、中央には神社の社紋印「菊菱紋」があります。御朱印は書き置きタイプです。
神社境内の社務所は不在のことも多く、御朱印がいただけない場合があります。事前に多太神社宝物館を予約して拝観すると、御朱印をいただくことができます。ご理解の程よろしくお願いいたします。
住 所/小松市上本折町72
電話番号/0761-65-2111
駐 車 場/ 有
補足:宮司さんが不在の場合があります。
・多太神社宝物館※要予約
宝物館拝観料:300円
管理している實盛之兜保存会(電話:0761-22-5678)までご連絡ください。
日程によっては、ご希望に添えないこともありますので、ご了承ください。
アクセスマップ
- 那谷寺
- 莵橋(うはし)神社(おすわさん)
- 安宅住吉神社
- 小松天満宮
- 葭島神社
- 須天熊野神社
- 多太神社・多太神社宝物館
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