こまつ観光ナビ

那谷寺（なたでら）は、717年に泰澄大師によって創建された由緒あるお寺です。

国指定の名勝である庭園をはじめ、自然の奇岩や岩窟と調和した美しい景観が特徴で、紅葉の名所としても知られ、春の桜や秋の紅葉シーズンには地元はもちろん県内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。

奇岩遊仙境

那谷寺の門をくぐり歩いていくと、左手に現れるのがこちらの「奇岩遊仙境」です。

こちらは那谷寺の象徴的な風景で、自然が生み出した独特の奇岩群が広がる場所です。

岩々は不規則な形をしており、神仏習合の白山信仰の寺のため、岩の中腹には稲荷社があり、朱色の鳥居が点在しています。

自然と調和した景観は、訪れる人々に神秘的な印象を与えます。岩と周囲の緑や紅葉が融合し、四季折々に異なる表情を見せる美しいスポットとしても人気です。

本殿（大悲殿）

那谷寺の本殿は「大悲閣」と呼ばれています。昭和16年（1941年）に国宝指定を受け、昭和24年（1949年）に解体修理、昭和25年（1950年）に重要文化財に新指定されました。大悲閣拝殿・唐門・本殿の３つの重要文化財建造物を総称して本殿と呼んでいます。

中には本尊の十一面千手観世音菩薩を安置する「いわや胎内くぐり」があります。こちらをくぐることで、この世の罪を洗い流し、再び母の胎内より新たな自分に魂が生まれ変わるとされる体験ができます。

展望台

那谷寺の展望台は境内の高台に位置しており、展望台からは那谷寺の象徴である奇岩遊仙境や三重塔、自然庭園などの景色を見渡せ、美しい眺望を堪能できる人気のスポットです。

春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、そして冬には雪景色と、季節ごとに異なる景色を見せてくれます。

那谷寺のすぐそば、徒歩3分程のところにあるのがカフェレストラン『HO GA』です。

2022年5月にオープンした創作料理のカフェレストランで、古民家をリノベーションしたオシャレな外観が特徴です。

HO GAの特徴は、なんといっても「体験型」なところ。

HO GAでは料理を提供されるお米やお皿を自分で選ぶことができます。

入口のすぐ近くに、九谷焼を中心に県内外からオーナーが厳選したお皿が並べられていて、その中からお好きな器を実際に手に取って選ぶ事ができます。

提供されるお米は、小松市や白山市産のものを中心に厳選されており、食感や風味の異なる2種類の中から選ぶことができます。

お友達や家族同士で違うお米を頼んで、食べ比べてみるのもおすすめです。

ランチセットは2,200円（季節のメインは＋300円）で、メイン料理は洋食が中心。メインと器が選べ、季節のスープと小鉢付きです。

ランチはもちろん、カフェタイムも利用可能。

カフェタイムにはオリジナルスイーツやドリンク、ランチで提供されているメイン料理が単品で味わえます。

 那谷寺散策の後のランチ・休憩に是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか？

観音下（かながそ）石切り場とは

小松市の山間にある観音下（かながそ）石切り場は、小松市の石文化を象徴する場として重要な場所です。

こちらでは大正初期から「日華石」と呼ばれる黄色みがかった石が採掘されていました。日華石は湿気や熱に強いことから、国会議事堂にも使用されているそうです。

現在は閉場されていますが、観音下石切り場には見晴台が整備されており、高さ約50ｍの石壁がそびえ立つ圧巻の景色を間近で眺めることができます。

小松観光ボランティアガイドの会「ようこそ」の案内で敷地内の見学も可能です。（要事前予約）

観音下石切り場のすぐ近くにあるのが、2022年夏に旧西尾小学校をコンバージョンしてオープンした『Auberge “eaufeu”（オーベルジュ オーフ）』です。
オーベルジュとは、地方や郊外にある宿泊施設を備えたレストランのことで、料理を楽しむことを滞在の主の目的としており、

その土地ならではの食材を使用した本格的な料理を楽しむことができます。

同店はシェフの糸井章太氏が地元の厳選した食材を使い、繊細で美しいイノベーティブ料理を提供しており、県外からも訪れるお客様も多い

話題のレストランです。

宿は学校の雰囲気を残しつつも、モダンにリニューアルされており、快適な時間を過ごすことが出来ます。

そんなオーベルジュに併設しているのが「オーフ カフェ」です。

店内はスタイリッシュでモダンな雰囲気。

広々としているので、ソファやいす席でゆったりと寛ぐことが出来ます。カフェは予約不要なので、どなたでも気軽に利用することが出来ます。

こちらのカフェではコーヒーなどの定番のカフェメニューはもちろん、地元石川の加賀棒茶や自家製ドリンクが味わえます。

また、プリンなどのスイーツや焼菓子も楽しむことができます。中でも黒文字で香り付けをしたプリンは少し固めの食感が特徴で、ぜひ味わっておきたい一品です。

そんなオーフ カフェの人気メニューが「オーフバーガー」。

シェフの糸井章太氏が考案したカフェ限定の特製ハンバーガーで、バンズには地元の人気パン屋「穀雨」の特注バンズを使用しています。

能登牛を使用した特製パティは肉汁たっぷり！！

種類は「ベーコン チェダーチーズ バーガー」「てりやきエッグオニオンバーガー」「BLAバーガー」「肉ダレバーガー」の4種類で、いずれもポテト付きで1,500円。

女性ならこれ1個でお腹いっぱいになるボリューム感です！

「ベーコン チェダーチーズ バーガー」を頂きましたが、チーズに負けないくらい、肉の旨味がしっかりしていて絶品でした。

特製のバンズもやはり穀雨さんとあって美味しい！セットのポテトも芋の風味をしっかり感じられて美味しかったです。

小松の中心地から車で約20分程度で行けるので、ぜひドライブがてら訪れてみてはいかがでしょうか？

小松市の粟津温泉から約3キロほどの場所にある『苔の里』。

こちらでは杉林に囲まれた庭園や神社がある里山一体が約48種類の苔で覆われていて、あたり一面が緑で包まれています。

どこか日本の原風景を思わせる静かでおだやかな光景は訪れた人をほっとした気持ちにさせてくれます。

苔の里では日用町の景観を未来へ繋ぐために、地元住民によって設立された日用苔の里整備推進協議会が中心となって整備・管理を行っています。

入口で入園料を専用箱に投入すれば、あとは自由に散策することができます。

（大人は500円、小中学生は200円の入園料が必要ですが、美しい景色を未来へ残すための協力金ですので協力をお願いします）

美しい苔や景色をじっくり眺めても良いですし、写真におさめるのもおすすめです。

苔の里の向かい側ではかわいいミニサイズの苔も販売されていました。

苔の里は私有地なので、鑑賞時はしっかりルールを守りながら、皆さんも是非苔の美しさに癒されてみてくださいね。

苔の里から市街地の方へ車を10分程走らせたところにあるのが『瀬々らぎの森』です。

2014年に元小料理旅館だった建物をリノベーションし誕生したお店で、周囲を緑で囲まれており、近くからはその名のとおり川のせせらぎも聞こえます。

多くの方でにぎわう人気店です。

「瀬々らぎの森」の店内にはカフェやヴィーガン対応のベーカリー、温泉、足湯、インテリアショップ、宿をはじめ、今年の夏にはヴィンテージ家具を扱うお店もオープンしました。

こちらのカフェ『ラプティトゥポルト』ではベジタリアンやヴィーガン対応の食事を提供しています。

古民家を改装した店内はオリジナル家具やウィリアムモリスの内装を用いたりとインテリアデザインも店主自ら携わり、自然と融合した落ちつく店内となっています。

店内にはなんと温泉と足湯があります。（写真は足湯）

歴史ある瀬領温泉１号源泉の貸切風呂を楽しむこともできます。（3,300円/50分）

日帰り温泉（ランチコース＆貸切風呂の2時間コース）も人気があります。

お店に入ってすぐのところにあるのが「ミシェル.アンシャンペトル」というインテリアショップ。

古きフランスの田舎のお家のような素朴なインテリアを中心とした品ぞろえとなっています。

2022年12月よりパン屋「モリスベーカリー」がオープン。

「地球にも人にも動物にも優しい」をコンセプトに、ヴィーガン・ベジタリアン対応のパンが毎日20～25種類程度並びます。

店内は焼き立てのパンの美味しそうな香りが漂っていました。

ベーカリーに面した中庭にはテラス席もあるので、晴れた日はそこでパンを食べてもOK。ワンちゃん連れの方もご利用できます。

中庭を奥の方へと進んでいくと、川に面したテラス席もありますよ。

そしてこの夏お店の２Fにオープンしたのが「ミシェルアン　ウェアハウス」。

アンティーク、ヴィンテージ雑貨・輸入家具を扱うお店です。

店内にはアンティークの小物や個性的な照明、テーブルやソファ、棚など気になるアイテムがたくさん並んでいるので、ついつい時間を忘れてアイテム選びに没頭しそうです。

最後にご紹介するのが、お宿の「エトワールエフェ」。

まるでヨーロッパの洋館のようなたたずまいのこちらのお宿はヨーロッパ風のインテリアが特徴で、海外にいるような感覚を感じられます。

日々の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。

いかがでしたでしょうか？見どころがいっぱいでしたね。

市街地から20分程と近いので、ぜひ足を運んでみてくださいね。