農口尚彦研究所とは…
「酒造りの神様」と称される杜氏 農口尚彦
美しい自然が残る、石川県小松市観音下町(かながそまち)。
霊峰白山の伏流水を仕込み水に、「酒造りの神様」とも呼ばれる農口尚彦の酒に出会ってきました。
農口尚彦研究所とは?
能登杜氏四天王の一人と称される、日本最高峰の醸造家 農口尚彦杜氏。農口杜氏の酒づくりの技術や精神を次世代に継承すべく2017年11月に石川県小松市観音下町(かながそまち)に「農口尚彦研究所」が新設されました。農口杜氏自らが、働きやすさを目指し図面を描いた酒蔵で、ロゴマークは、農口尚彦の頭文字である「の」の字をかたどりながら、利き酒で使うおちょこの「蛇の目」をイメージしたデザインとなっています。どの部屋からも、醸造室を見ることができ、蔵内には8席限定のティスティングルーム「杜庵(とうあん)」が併設され、農口杜氏の酒を知るだけでなく、味わうこともでき、テイスティングした日本酒を購入することも可能です。
日本酒造りの神様とも呼ばれる農口尚彦とは
1932年12月24日石川県珠洲郡内浦町(現・能登町)に二代続く杜氏の家に生まれる。16歳で酒造りの修行をはじめ、静岡県と三重県の造り酒屋を経た後、29歳で石川県白山市にある菊姫合資会社の杜氏に就任。65歳で菊姫合資会社を定年退職後、鹿野酒造などで杜氏をつとめ、82歳で引退するも2017年「農口尚彦研究所」で杜氏として復活、現在に至る。
実は下戸?
日本酒造りの神様とも呼ばれる農口尚彦氏は、お酒が全く飲めない下戸である。
父・祖父が酒豪であったため、まさか自分が飲めないとは思っていなかった。修業時代に仲間との飲み会で初めて自分がお酒に弱いということを知ったという。
テイスティングルーム「杜庵(とうあん)」
裏千家ゆかりの小松は、茶の湯の文化が代々受け継がれています。
四畳半のカウンター、漆喰の壁、窓の外の四季折々の風景。茶室をイメージした静かな空間でじっくりと日本酒をお楽しみいただけます。
テイスティングコースのご予約
テイスティングコースでは、季節に合わせて選定された数種の日本酒を様々な酒器や温度帯で愉しみながら飲み比べいただきます。
【コース時間(約60分)】
①11:00-12:00
②13:00-14:00
③15:00-16:00
※完全予約制
※水曜日定休
※ 各回の定員は8名までとさせていただきます。相席となる場合がございます。
※ 開始の10分前を目処にお越しください。
【コース内容】
・ティスティングコース 4500円(税込)
・基本のティスティングコース 3000円(税込)
・ノンアルコールコース 2000円(税込)
詳しくは、公式サイトをご確認ください。
テイスティングだけでなく、その場で購入も可能です!
テイスティングを楽しんだ後は、お好みの酒を購入することができます。
入口カウンターで、テイスティングの後で、地方への発送も可能ですので、お好きなタイミングでご購入ください。
住 所/石川県小松市観音下町ワ1番地1
アクセス/公共交通機関がありませんので、タクシーやお車での移動をおすすめします。
・小松空港よりタクシーで約30分
・小松駅よりタクシーで約20分
・北陸自動車道小松I.Cから約25分
- 農口尚彦研究所
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見学には予約が必要。小松観光ボランティアの会「ようこそ」まで連絡。 - 小松観光ボランティアの会「ようこそ」